2009年5月10日日曜日

城崎温泉


kino.JPG城崎温泉は平安時代から続く名湯で、1,300年もの歴史を持っている。多くの温泉の由来に【動物が傷を癒した】と言うものがありますが、城崎もコウノトリが傷を癒したと言う伝説があり、その後も、兵士の療養所や軍人病院として利用されて、その治癒効果が有名になっている。さらに多くの文人墨客にも愛されて、その知名度を上げている。
城崎温泉の特記事項としては、外湯を売りにしているところでしょうか。浴衣を羽織って下駄履きで散策する姿は、温泉ならではの風情ですが、老若男女のお客が外湯七湯めぐりをする風景は他の温泉では見ることの無いところです。
写真は、城崎温泉駅前に陳列された温泉旅館の下駄です。それぞれ店の焼き印を押して展示してありますが、毎年古下駄を御たきあげして新下駄を奉納することで、お客様の安全と健康を祈念しているそうです。下駄供養とでも申しましょうか?珍しいでしょう!!
【手ぬぐいを 下げて外湯に行く影の 旅の心を駒げたの音】与謝野寛

kino2.JPG氏の父親は隣の京都府与謝郡与謝村出身の人で、明治維新以後に細見から、出身地の地名を名字にしたようです。
城崎温泉駅前の日本最大の駅舎温泉「さとの湯」から7つの外湯につながる大谿川沿いに温泉街を形成し、歓楽色の少ない街並みは、柳とともに忘れられない思い出となるでしょう。

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