シェールガスの温室効果ガス排出量が、従来の天然ガスや石油よりも大きくなるとの指摘が学会から上がるようになりました。
これをクローズアップさせて、ロシアのプーチン大統領は自国の天然ガス事業の有利性を売り込んでいます。
シェールガスとTPP の連動
2005年6月3日
- シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランド
- アメリカ、オーストラリア、マレーシア、ベトナム、ペルー
- カナダ、メキシコ
TPPとシェールガスの関連は、この先も増え続けると予想されるアメリカの産出量です。
自国での供給が消費をオーバーすれば価格は下がり、増産に対よる国内マーケットは低迷してそれを補足するために、輸出の道を選ぶでしょう。
それは戦後、日本に養豚が普及した経緯と似通っています。
動物性蛋白質の不足していた日本に飼育を促して、過剰ぎみの小麦や大麦、トウモロコシ等の飼料となる穀物を輸出する目論見もあったと思われます。
行政と経済団体(特に農協)の普及活動の結果、全国的に2~3頭を飼育する養豚家が誕生してアメリカの思惑通りとなり、多くの飼料穀物を輸入する結果となりました。
食料品は一時お預けとしても、北日本大震災以後不足している電力の発電燃料として、シェールガスの輸出を狙っていると思われます。
アメリカ国内では天然ガス供給量の増加で価格が下がり、需要の減った石炭にまでその影響が及び欧州に安価で輸出されています。
これまで欧州はロシアからのパイプラインによる天然ガスが主流でした。
独占販売のため、売り手市場であり高値安定の状態からの脱出は適わず、ロシアは天然ガス王国となったわけです。
しかし近年のカタール からの安いガスの供給増加により、その地位も揺らぎさらにアメリカのシェールガスの猛追で危機感を強くして居るようです。
この先日本は北方領土問題と、天然ガスのパイプライン供給を示唆しながら、アメリカのシェールガスとを天秤にかけた燃料革命に向かっていくのではないでしょうか。
鈴木宗男 さん出番ですよ!!??・・・・・
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